デルフィデジタルの共同創設者によれば、いくつかのオンチェーン指標とチャートが新たな仮想通貨の強気市場のサイクル開始を示唆する信号を示している。
8月14日、機関投資家向けの仮想通貨リサーチ会社デルフィデジタルの共同創設者ケビン・ケリー氏は、「仮想通貨市場は周期的で予測可能で、これは今後の仮想通貨市場に大きな影響を及ぼす」と語った。
「新たなサイクルの初期段階にある証拠が増えてきている。リスク資産である株式や仮想通貨は、今年中にこれを感じ取っている」と同氏は言う。
ケリー氏はまた、デルフィデジタルの8月8日付けのチャートを共有し、ビットコインは過去3回繰り返されている明確なパターンを持つ4年サイクルに従っていることを強調した。そのパターンとは、ビットコインが最初の年に80%の下落を経験し、2年間で前回の高値に回復し、4年目に新たな最高値を記録するというものだ。
ケリー氏はまた、ビットコインのサイクルのピークは通常、アメリカの製造業とサービス業の健康状態を追跡する全米供給管理協会(ISM)製造業指数のピークと一致することも指摘した。
「ビットコインの価格のピークは、ISMがピークに達する兆候を示す時期と同時に起こる。アクティブなアドレス、トータルの取引量、トータルの手数料、これらもすべてISMのトップと同時にピークを迎えた」とケリー氏は語った。
ケリー氏は、ビジネスサイクルが回復を示し始めると、仮想通貨市場も同様に回復すると説明した。
「ビジネスサイクルの転換点は、歴史的にリスクエクスポージャーを増やす絶好の機会であった」と彼は語り、「ISMが2年間の下降トレンドの最終段階に近づいているようだ」と付け加えた。
過去5ヶ月間ほど、ビットコインと仮想通貨市場は停滞していたが、アナリストはコインテレグラフに対し、ETFの承認、利上げの終了、イーサリアムのスケーリングアップグレードなど、いくつかの要因が市場を活性化させる可能性があると語った。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン