デル・テクノロジーズは、CEOの最近の仮想通貨関連の投稿にもかかわらず、今年第2四半期にビットコインをバランスシートに載せていないようだ。
8月29日の発表で、同社はAI需要の増加に基づく強力な収益を明らかにしたが、ビットコイン(BTC)については決算説明会や決算報告書で言及しなかった。
Source: Michael Dell
デルのマイケル・デルCEOがソーシャルメディアで一連の投稿を行い、仮想通貨に対して強気な印象を与えたため、デル社がビットコインを購入するのではないかという憶測が広がっていた。
6月21日のXの投稿で、デル氏は「希少性が価値を生む」と述べた。このフレーズは、2100万という供給上限を持つビットコインにしばしば関連付けられる。
さらに、マイクロストラテジーのCEOであるマイケル・セイラー氏が「ビットコインはデジタル希少性だ」と述べた返信をリポストし、ビットコインを食べるクッキーモンスターの画像をポストしたことで、憶測に拍車をかけた。
6月29日には、「AI、ビットコイン、愛と人間関係、またはそれ以外の何が重要か」というアンケートを行い、ビットコインが43%の票を獲得した。
Source: Michael Dell
デル氏の最後のビットコイン関連の投稿は7月16日で、ブラックロックのCEOであるラリー・フィンク氏のインタビューに対して「魅力的なビットコイン」とコメントした。このインタビューでフィンク氏は、ビットコインについての研究を経て、もはや懐疑的ではないと説明していた。しかし、デルの決算報告書には、デルがビットコインや他の仮想通貨を購入した形跡は見られない。
通常、企業はデジタル資産を購入または保有する際に開示する。テスラがビットコインに関与していることは、2021年第1四半期の財務報告書で15億ドル相当のビットコインを購入したことを通じて明らかになった。マイクロストラテジー、メタプラネット、セムラー・サイエンティフィックも、決算報告書でビットコイン保有の規模と範囲を開示している。
ビットコインを財務戦略の一部にしている企業は少数だ。セイラー氏のマイクロストラテジーが先頭に立ち、22万6500BTCを保有しており、同社のポートフォリオトラッカーによればその価値は134億ドルにのぼる。
デルの第2四半期決算は予想を上回る
デル・テクノロジーズの第2四半期の収益はAIのおかげで予想を上回った。同社の総収益は250億ドルで、前年同期比9%増となり、サーバーとネットワーキングの収益は77億ドルで、前年同期比80%増となった。アナリストは240億ドルの収益を予測していた。
デルの副会長兼最高執行責任者であるジェフ・クラーク氏は、AIが同社の収益増加の主要な推進力であると語った。「第2四半期における我々のAIの勢いは加速し、四半期ごとにAIソリューションを購入する企業顧客の数が増加している」とクラーク氏は述べた。「AI最適化サーバーの需要は32億ドルで、四半期ごとに23%増加し、年初来では58億ドルに達した」と付け加えた。
PR記事「仮想通貨取引所ビットゲット(Bitget) が新規口座開設キャンペーンを開催!最大で8200円相当のXRPを獲得可能【8月最新】」