仮想通貨の功労者デヴィット・ショーム 新たなデジタル通貨を計画 ビットコインと差別化目指す

仮想通貨の生みの親の1人と言われるデヴィット・ショーム氏は、ザ・ブロックとのインタビューの中で、ビットコインからのパラダイムシフトを目指して新たなデジタル通貨の発行を計画している。

新しいデジタル通貨の名前は、プラクシス(Praxxis)。セキュリティ、スピード、スケーラビリティ(利用者増に対する適応能力)があり、現金の代わりを目指している。プラクシスは、昨年に立ち上がったエリクサー(Elixxir)ブロックチェーン上で発行される。

エリクサーのジム・ドルビアー社長は、「ビットコインは現金ではない。デジタル通貨で価値保存手段だ。しかし、現金の重要な特徴のいくつかが抜けている」と発言。「ビットコインが価値保存手段であるように、我々は、エレクトリックキャッシュ(電子的な現金)のような決済手段を構築している」と述べた。

ショーム氏は、「過去数年間、人々はスケール、サイドチェーン、シャーディングなどを約束してきたが、未だに実現していない」とし、セキュリティやスケーラビリティ、スピード面での改善のなさが仮想通貨が世界的な取引システムになれていない要因と考えている。

さらに、プラクシスには、利用者の取引記録に関するプライバシーの強化や量子コンピューターによる攻撃への耐性もあるという。

プラクシスのホワイトペーパーは、年末までに発表されるという。

ショーム氏は、最初のデジタル通貨Ecashの生みの親として知られている。1982年の論文は、ビットコイン創設者サトシ・ナカモトにも刺激を与えたとされている。