分散型アプリケーション(DApp)およびノンファンジブルトークン(NFT)市場の分析とポートフォリオ追跡を提供する人気プラットフォームのダップレーダー(DappRadar)が、ネイティブガバナンストークン「レーダー(RADAR)」のリリースに加え、同社のビジネスモデルを分散型へと移行する企業再構築を近々行うことを発表した。

18年に開設されたこのサイトは、現在、世界中400万人のユーザーと、月間60万人のユニークアクティブユーザーを誇っている他、8300以上のDAppと27のプロトコルもホストしている。

このニュースは、木曜にソムニウムスペースで開催されたメタバースイベントで発表された。今回の進化の背景にある目的は、ダップレーダーのエコシステムを世界中のオーディエンスに広げ、世界トップクラスのDAppストアとしての地位を確立することにある。

ダップレーダーのスキルマンタス・ヤヌスカス共同創業者兼CEOは、コミュニティ主導型プラットフォームの見通しに関する自身の見解を共有した:

「分散化は私たちの成功のまさに核心であり、その成功を次のレベルであるダップレーダーの分散化へと進めるのは、当然のことだ。コミュニティとの距離を縮めることが、時代を先取りし、今後数年間にわたり成功し続けるための唯一の方法である」

トークンの発行日に関する詳細は明らかにされていないものの、金曜の公式発表では、この資産が意思決定プロセスのために使われることと、展開時にはユーザーに対し「貢献と関与に対する報酬」が与えられる予定であることが示唆されている。

資格要件はまだ開示されておらず、開始日も確認されていない。しかし、仮想通貨分析プラットフォームのコインマーケットキャップには、その信ぴょう性を裏付ける専用ティッカーがすでに作成されている。これは、万が一、取引所に上場された場合に備えただけのものであることが推測できる。