週末のビットコインの急落、原因と今後の展開を読み解く【朝の仮想通貨市況】

著者 松田康生 (まつだやすお)FXcoin シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

Review

週末の急落

週末のBTC相場は上値トライするも反落。均してみればほぼ横ばい推移で、上値が重く、下値も堅い展開となった。逃亡犯条例撤回など香港当局の一部融和姿勢、英EU離脱延期法案の上下院での可決、イタリア政局やアルゼンチン情勢の一服などもあり上値を重くしていたBTC相場だが、更に9月開催が見送られていた米中貿易交渉が10月再開の方向とされた事でやや下押しするも下げ止まると、今度は反転。Bakktの入金開始に合わせて10億ドル分のBTCが一つのウォレットに集まったことで開始への準備が進んでいると好感され上伸、弱めの米雇用統計も相まって11,000ドル水準をトライした。しかしこれに失敗すると、FRB議長が利下げを示唆するも「消費者は中銀によるデジタル通貨発行を求めていない」としたことやETHのイスタンブール延期などもあり急落。その後はほとんど目立った材料もない中、若干、値を戻している。

Outlook

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。