フライング気味に上昇したビットコイン相場の背景と見通し【朝の仮想通貨市況】

著者 松田康夫(まつだやすお)FXcoin シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

Review

実は中国は怒っていた

昨日のBTC相場は上昇。レイバーデイ明けを待たず、フライング気味に上昇相場がスタートした形。日曜日に米国が予定通り対中追加関税第4弾を実施、中国も即時に対抗関税引き上げを実施、市場は殆ど反応しなかったが、これが後に問題を引き起こすこととなる。週末に一部格付け会社に部分的なデフォルト扱いを受けていたアルゼンチンでIMFが同国と協議をしているとし、デフォルトが現実味を帯びたこともあり、アジア時間の朝方BTCは上昇。その後もBitfinexのメンテナンスも無難に消化、Binanceも先物キャンペーンを実施するなか、じりじりと値を上げていた。すると、中国が米国を追加関税でWTOに提訴、更に9月に予定されていた米中会談の日程調整が難航していると報じられると米株先物が下落、オフショア人民元も急落する中、BTCは急騰。10,000ドルを回復、円建てで110万円台に乗せている。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。