著者 松田康生 (まつだやすお)FXcoin シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

仮想通貨市況

Review

安値更新後、反発見せる

昨日のBTC相場は反発。直近安値を更新した後、アルトコイン主導で大きく反発。但し焦点である200日移動平均線を前に頭を押さえられている。弱めの米経済指標が続き、俄かに10月再利下げが有力視される中、BTC相場は上値をトライに失敗すると、今度は下値をトライする展開。前回安値付近で一旦は跳ね返されるも、ウクライナゲートで第2の告発者が現れるとの報もあり直近安値83.5万円を下回った。更に通商交渉で中国が議論の範囲を狭める意向が伝わると、決裂の可能性浮上と83万円近辺まで下落した。しかし、本日のFOXTVにガーリングハウスCEO登場との報もありXRPが急騰を始めるとアルト主導でBTCも持ち直し、香港情勢の悪化も手伝い90万円付近まで反発するもテザーに対する集団訴訟、また中国が暫定合意に向け工程表準備との報にドル買いとなる中、若干上値を重くしている。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。