著者 中村健太郎 (なかむらけんたろう)FXcoin 所属

大手総合商社で為替予約・ポジション管理、トレードファイナンス、バックオフィス等、幅広く財務関連業務の経験あり。海外(シンガポール)では、アジア・大洋州地域のコーポレートファイナンスに従事し、2019年10月より現職。

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金融市場大混乱

昨日のBTC相場は大幅下落。85万、84万、83万円と上値を徐々に切り下げていたものの、日米欧の株式市場が暴落する中で下げとどまっていたBTCだが、WHOがパンデミック(感染症の世界的な大流行)とみなすことができると表明したことや、米トランプ大統領が英国を除く欧州から米国への渡航を向こう30日間制限すると表明したもあり、80万円割れ。一旦、踏みとどまるも世界的な金融市場混乱の流れには逆らうことができず、多くのストップロスを巻き込みながら、7000ドル、6000ドルの大台を次々に割り込んだ。遂には60万円を割り込み、昨年4月の水準まで下落した。その後も市場の混乱は収まることなく、NY市場では9日に続き、再びサーキットブレーカーが発動。また、終値で過去最大となる2300ドルを超える下げ幅を記録した。これを受けて、一時60万円台まで回復していたBTCも朝方に再び60万円を割る展開となっている。
 

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