著者 中村健太郎 (なかむらけんたろう)FXcoin 所属
大手総合商社で為替予約・ポジション管理、トレードファイナンス、バックオフィス等、幅広く財務関連業務の経験あり。海外(シンガポール)では、アジア・大洋州地域のコーポレートファイナンスに従事し、2019年10月より現職。
Review
コロナ懸念で投資家心理冷え込む
昨日のBTC相場は軟調な展開。昨日の朝方は底堅く推移し、110万円台まで上昇。目立った材料が無い中、一旦109万円台まで下落するも、その後は再び110万円台まで回復した。しかし、米市場オープン後は軟調な展開。直近のWHOの報告で1週間の新規感染者数が過去最大となったとの公表や、米企業活動の冷え込みを示す指標、パウエルFRB議長の「新型コロナウイルス禍からの景気回復の道のりは長い」との発言を受け、投資家心理が冷え込み、米株が大幅続落し、BTCも今朝方は一時106万円台まで下落している。また、8月下旬の相場を牽引していたDeFi関連銘柄も冴えず、LINKやYFIなどの主要銘柄の直近一週間のパフォーマンスは軒並み20%超の下落といったこともあり、ETHは34000円(320ドル)台まで下落しており、アルトコインも含め、暗号資産市場全体的に軟調な推移が続いている。
Outlook
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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。