著者 松田康生 (まつだやすお)FXcoin シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

Review

11100ドルで跳ね返される

連休中のBTC相場は軟調な展開。週末にレジスタンスだった11100ドル(116万円)乗せに成功するも後が続かず上値を重くすると、週明けの株式市場が値を崩す中、108万円台まで大きく値を崩している。8月の高値と9月の安値の半値戻しだった11100ドルを前に足踏みをしていたBTC相場だが土曜日にようやく上抜けに成功。しかし、3か月ぶりの2桁上昇が見込まれる難易度調整を前に114万円台まで値を下げていた。難易度は11%台と事前予想より若干低めだったが、YFIやUNIなどDeFi銘柄が冴えない中、値を下げるも、先週サポートだった112万円台でサポートされていた。大手銀行がマネロンに関与との報道もあり欧州株オープンで欧州銀株が急落、NYダウも一時900ドル安となる中、112万円を割れたBTC相場は108万円台まで急落。金の切り返しで下げ止まるも、以前のサポート10500ドル(110万円)で上値を重くしていたが、米株の反発もあり今朝方回復している。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。