著者 松田康生 （まつだやすお）FXcoin シニアストラテジスト

東京大学経済学部　国際通貨体制専攻　三菱銀行（本部、バンコック支店）ドイツ銀行グループ（シンガポール、東京）を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

Review

下げ止まるも、上値が重い

昨日のBTC相場は、安値圏でのもみ合い。42,000ドル（約460万円）近辺ではサポートされ、下げ止まりの兆しは見えるが、46,000ドル（約500万円）近辺で上値を抑えられ反発力は弱い。週明けの米株市場が小安く始まり、Coinbase株も上場来安値を更新する中、BTCは45,000ドル台から値を下げたが、17日にEマスク氏のBTC売却否定ツイートでサポートされた42,000ドル台で下げ止まると45,000ドル近辺まで値を戻した。Coinbase社の転換社債発行報道で若干値を下げたが、日本株が切り返す中、46,000ドル近辺まで上伸した。炭素消費量が少ないと注目されたXRPが1.5ドル台から1.7ドル台に上昇する中、BTCも上値を窺ったが、中国の銀行協会ら3団体が暗号資産の決済利用は従来から禁止されていると誇大宣伝リスクを警告する声明を発表すると反落、ただ、その後内容は従来の規制を繰り返したものと認識が広まり、またMicrostrategy社によるBTC追加購入の報もあり、42,000ドル台でサポートされている。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。