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悪材料重なり軟調

昨日のBTC相場は軟調な推移。BTCは、週末にかけてのハッシュレート回復報道や難易度調整の好転を好感し、CMEの先物取引開始に向けて50,000ドル(約570万円)を回復。その後、朝方はCMEの先物が取引開始後下落、またWSJとのインタビューでSECゲンスラー委員長が暗号資産の投資家保護の必要性を強調したこと、更にバイナンス・シンガポールが暗号資産交換業者の免許申請を取り下げたとの報道もあり、48,000ドル(約545万円)台まで下落した。しかし、日中は米株高の流れを引継いだ日経平均の底堅さが支えとなり、49,000ドル(約555万円)台へと値を戻した後、同水準近辺での底堅い推移となった。海外時間に入ると、イーロン・マスク氏のTimes紙のインタビューでの「暗号資産はフィアットにとって代わる可能性は低い」との発言やイングランド中央銀行(BOE)が金融安定性報告書で暗号資産の成長性は財政安定性にとってリスクと指摘したことが報じられた。更に、米株が軟調な推移となったことも受け、BTCは今朝方にかけて凡そ46,000ドル(約525万円)台まで下落する展開となっている。

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