著者 松田康生 (まつだやすお)FXcoin シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

Review

コロナの影響が経済指標に現れ始める

昨日のBTC相場は下に行ってこいの展開。上値の重さもあり下値をトライしたが66万円台で下げ渋ると、朝方にかけてショートカバーを誘引、足元では70万円台を回復している。週末に大きく開けたCMEのBTC先物の窓を埋めに微妙に届かず反落するも69万円台でサポートされ狭いレンジでの取引に終始していたBTC相場だったが、目立った材料も見当たらない中、7年ぶりに大企業DIがマイナスとなった日銀短観を受け日本株が値を下げて始まると前日のサポート69万円を下抜け67万円台に下落。今度は69万円がレジスタンスとなり、じりじりと下値余地を探る展開に。米1-3月の自動車販売が予想を上回る低下、米ISMは受注と雇用が2009年以来の低水準となり、更にNY州での致死率上昇といったネガティブなヘッドラインが続く中、米株も軟調に推移したが、66万円台で下げ渋ると米長期金利の低下もあり軽いショートカバーを誘発、70万円台に値を戻している。

Outlook

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。