著者 松田康生 (まつだやすお)FXcoin シニアストラテジスト
東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通
Review
一旦、下げ止まる
昨日のBTC相場は、もみ合い推移。53,000ドル台(約580万円)でサポートされ、その後下値を切り上げたが、戻りも鈍い展開となっている。4月14日の史上最高値約64,900ドルと日曜日の安値約51,700ドルとの半値戻し約58,300ドルで跳ね返されると、TIME紙のBTC受入れもあり一旦は54,000ドル(約590万円)近辺でサポートされたが、56,000ドル台で上値を重くなり、日本株が大きく下げたこともあり54,000ドルを割り込んだ。しかし、週末の急落の一因となったハッシュレートが回復を見せると、53,000ドル台で下げ渋った。海外時間に入ると、先日暗号資産での店舗支払を開始したPaypalの支払アプリVenmoで暗号資産の売買・保有も可能となると報じられ、更にWeWorkが暗号資産での支払を受け入れると発表すると56,000台に値を戻した。しかし、米株の下落もあり54,000ドル台に反落。その後、Coindeskがノボグラッツ氏率いるGalaxy DigitalがBitgo買収を協議と報じ、またETHが19日の戻り高値を更新する中、BTCもやや値を戻している。
Outlook
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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。