著者 松田康生 (まつだやすお)FXcoin シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

Review

6万ドルを挟んだもみ合い

昨日のBTC相場は高値圏でのもみ合い。4月10日に付けた戻り高値61,200ドル(約670万円)に並ぶも、史上最高値トライに失敗。しかし、その後も6万ドル(約660万円)近辺で底堅い値動きを続けている。BTCは、米ヘッジファンドのBTC投資家開始やETHの史上最高値更新などもあり、土曜日に6万ドル回復に成功したが、史上最高値更新には失敗すると、6万ドル近辺でもみ合い推移を続けていた。月曜日にCMEのBTC先物が1,200ドル超の窓を開けて始まりそのまま底堅く推移、海外時間に入るとじりじりと値を上げた。再び61,000ドル台に乗せ、土曜日の戻り高値に並んだが、3月14日に付けた史上最高値を前に上値が重くなると、今月に入り2倍以上に上昇していたBinance Coin(BNB)が1割以上下落、BTCも59,500ドル(約650万円)近辺まで値を下げた。しかし、BNBが下げ止まったこともあり、ノボグラッツ氏率いるGalaxy DigitalによるETF申請なども好感され、6万ドル近辺での取引が続いている。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。