サンフランシスコ拠点の仮想通貨を使った融資サービスを手がけるDharma(ダルマ)は、同社プラットフォーム上での新たな入金とローンを一時中断している。8月7日にツイッターで発表した。

「現在、ダルマでの新たな入金とローンを一時中断している。すでにダルマで入金されているまたはローンしている場合は、同口座にアクセスが可能で、現在ロックされていない資金を引き出す選択肢もある

これ以上の詳細は提供されていないものの、仮想通貨を最も簡単に貸し借りできるようにすべく現在取り組み中で、まもなく情報共有するとしている。

ダルマは今年2月、複数の有名投資家やトレードなどから700万ドル(約7億7000万円)を調達したと報じられた。調達資金をP2P(ピア・ツー・ピア)の仮想通貨融資を可能するプラットフォーム「Lever(レバー)」の構築に使うとしていた。

これまで仮想通貨の融資サービスではニューヨークのジェネシスが認知されていたが、レバーはジェネシスの分散型版のサービスを提供。レバーはジェネシスに対してスマートコントラクトを使った代替策になり、仮想通貨を借りたい人にとって使いやすいのが特徴になるという。

また今年4月から一般向け貸付サービスを開始。当初はイーサリアム(ETH)とステーブルコインのダイのみ有効だったが、5月末にはステーブルコインUSDコイン(USDC)を追加した。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版