米商品先物取引委員会(CFTC)の前委員長ロスティン・ベーナム氏は、仮想通貨市場の無規制状態が続いている現状について、CFTCにより強い権限が与えられない限り、抜本的な改善は難しいとの見解を示した。
5月28日のブルームバーグTVのインタビューで、ベーナム氏は仮想通貨業界の主張に同調する形で、「仮想通貨はコモディティである」と語った。
「現行法を見れば、主要なトークンのいくつかはコモディティと分類されており、これはつまり、ビットコインやイーサリアムを含むそれらのトークンについては、米証券取引委員会(SEC)に規制権限がないことを意味する」
ベーナム氏は、SECが仮想通貨を適切に規制できないのは、SECの法律上、コモディティを扱えないからであり、一方CFTCもデリバティブ(金融派生商品)の規制機関である以上、現物市場を直接規制することはできないと指摘する。
「デジタル資産の現物市場、すなわち証券ではない仮想通貨市場をCFTCが監督できるようにする新たな法的枠組みがなければ、この市場は引き続き無規制のままとなる」と指摘した。
bitbankで新規口座開設後、1万円の入金でもれなく現金1,000円プレゼント!【PR】
仮想通貨規制の必要性を強調
さらにベーナム氏は、「ビットコイン2025」カンファレンスでのJD・バンス副大統領のスピーチにも言及。バンス氏はそこで、「われわれは規制当局を拒絶する。仮想通貨にはホワイトハウス内に擁護者がいる」と発言していた。
これに対し、ベーナム氏は「規制当局は極めて重要だ。米国の市場が世界で最も求められているのはその存在ゆえだ」と反論。「消費者保護と法の執行は、金融市場の健全性にとって不可欠だ」と強調した。
仮想通貨取引所ビットゲット(Bitget) が当選率100%の初夏抽選会&新規限定キャンペーンを開催!沖縄旅行、2000USDT、Laligaグッズ、20,000円のボーナス獲得のチャンス【PR】