米大手仮想通貨取引所コインベースのブライアン・アームストロングCEOは5日、仮想通貨のユーザー数が現在の5000万から50億まで増加する可能性があると発言した。

ただ、アームストロングCEOは具体的な時期については明言しなかった。

アームストロングCEOは大手ベンチャーキャピタルのアンドリーセン・ホロウィッツCEOのベン・ホロウィッツ氏と「先週対談した」という。その中で、インターネットが発展したように、仮想通貨もユーザーを獲得できるとの認識を強めたようだ。

その中で「スケーラビリティ」や「プライバシー」、「分散型ID(DID)」,「開発者ツール」の普及が重要になると指摘した。

インターネットがブロードバンドによって普及したようにスケーラビリティはTPS(トランザクション/秒)が課題になると指摘。さらにインターネットでHTTPSが普及したことと同じで、仮想通貨ではプライバシーコインが必要だという。

また、開発者ツールについては、「インターネットはHTMLやCSSが『シンプル』だったために成功を収めた」とし、開発者ツールによって、アプリを簡単に構築することが必要とした。これは分散型IDの標準化にも役立つという。

統計サイトスタティスタによると、ブロックチェーンウォレットを保有するユーザーは2019年第4四半期までに約4500万人と推定されており、2年間で2倍に増加した。

Statistic: Number of Blockchain wallet users worldwide from 3rd quarter 2016 to 4th quarter 2019 (in millions) | Statista
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