米大統領選に出馬しているドナルド・トランプ氏とカマラ・ハリス氏の討論会後、仮想通貨およびビットコイン(BTC)関連株が一時的な下落を経て回復した。

9月11日、上場している仮想通貨企業とマイニング企業の株価は、前夜の討論会でハリス氏が仮想通貨支持のトランプ氏を上回ったとする世論調査の影響を受けて急落した。

その後、仮想通貨関連株は安値から回復し、多くが小幅な下落で取引を終えた。仮想通貨取引所コインベース(COIN)の株価は、9月11日の安値150ドルから5.3%回復し、時間外取引で討論会前の157ドル前後に戻った。Googleファイナンスによると、コインベースは157.22ドルで取引を終え、0.79%の小幅な下落となった。

Source: Google Finance 

ビットコイン購入・保有を進めているマイクロストラテジー(MSTR)は、122ドルまで下落した後、129.30ドルで取引を終え、日中では0.26%の小幅な下落となった。BTCマイニング企業のマラソン・デジタル(MARA)とライオット・プラットフォームズ(RIOT)も下落し、それぞれ0.94%と2.07%の下落で取引を終えた。

唯一、仮想通貨関連株で上昇したのは、ハット8(HUT)であり、9.76ドルの安値から回復し、1.29%上昇して10.58ドルで取引を終えた

これらの下落は、ハリス氏の大統領選討論会でのパフォーマンスに市場が反応した結果だ。

9月11日に発表されたYouGovの調査によると、有権者の54%がハリス氏を勝者と見なしており、トランプ氏を勝者と見なした31%を上回った。

Democrats and Republicans were split down party lines over who they thought won the debate. Source: YouGov

CNNの調査でも、多くの視聴者がハリス氏がトランプ氏を上回ったと判断した。仮想通貨業界は主にトランプ氏を支持しており、彼は仮想通貨に関して複数の公約を表明している一方で、ハリス氏の仮想通貨に対する立場はほとんどわかっていない。

FiveThirtyEightの9月11日の全国世論調査では、ハリス氏がトランプ氏を2.6ポイントリードしている。

National polling from FiveThirtyEight has Harris ahead. Source: FiveThirtyEight

仮想通貨市場も9月11日に総時価総額で600億ドルを失ったが、その後2.3%回復し、討論会前の水準に戻った。

ビットコイン価格は討論会の影響で3.7%下落し、日中の安値は5万5573ドルとなったが、9月12日の早朝取引で5万7900ドルを回復した。

しかし、コインゲッコーによれば、トランプ氏をテーマにしたミームコインは、過去24時間で二桁の下落を見せている。

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