現物型ビットコインETFの取引開始により、暗号投資商品の取引高は175億ドル(2兆5,000万円)過去最高額を記録した。

資産運用会社コインシェアーズのリサーチ責任者であるジェームス・バターフィル氏は、1月15日付のデジタル資産ファンドレポートの中で、1月12日に終了した週の取引量は「過去最高」であったとのべ、2022年の週間取引量は平均約20億ドル(約3000億円)であったと言及した。

「この取引高は先週金曜日(1月12日)の時点で、信頼できる暗号資産取引所の日次取引高のほぼ90%を占めており異例の高さだ」と評価している。

週間総流入額は11億8000万ドルに達したが、バターフィル氏は、2021年10月に現物型ビットコインETFのローンチが初週に15億ドル(約1800億円)の流入をもたらしたことから

「記録的なものではない」と指摘した。

米国を拠点とする取引は12億4000万ドルと流入の大半を占めたが、ドイツとスウェーデンを拠点とする取引では「欧州から米国に乗り換えようとするトレーダー 」のために、それぞれ2700万ドルと1550万ドルの流出を記録した。