1月28日の仮想通貨相場は全面安の展開となった。時価総額トップ20の仮想通貨のほとんどが下落しており、記事執筆時点でビットコインは3400ドル台で取引されている。特にビットコインキャッシュの下落幅が大きく、過去24時間で10%超下落した。
(引用元:Coin 360)
28日のビットコイン相場(BTC/JPY)は軟調な展開となった。前日まで38万円台広範で推移していたものの、28日へと日付が変わる前の27日23時前後に38万1000円まで沈み、一旦は39万円台手前まで上昇するも結局力強さに欠け、下落が続いた。28日15時前後には37万円台丁度付近まで沈み、28日27時現在は37万円台半ばで推移している。
(引用元: Tradingview )
先週末には約1ヶ月にわたった米政府の閉鎖が解除され、米証券取引委員会(SEC)も通常の業務に戻った。業務を再開した。ビットコインETF(上場投資信託)の申請取り下げの要因となった政府機関閉鎖が解除されたが、上昇の動きが限定的だった。FXcoinのシニアストラテジストである松田康生氏は「米政府解除で上がりきれなかった事が大きかった」と指摘する。
ダボス会議でもあまりポジティブなメッセージも無く、更にJPモルガンなどから1000ドル台への下落予想まで出ていたにも関わらず、BTC相場が底堅く推移したのは政府閉鎖解除での上伸を恐れてショートを振れなかったことが挙げられ、その上昇が限定的と見て、売り安心感が出たのだと思う
松田氏は「市場は下値を探り始めた」と語るが、「下落の材料が伴っていないことから限定的ではないかと考えている」と話す。
BitmexのBTCのロング・ショートポジションの推移及びポジション増減数(過去12時間)を見ると、下落しているのでショートポジションの積み増しが起こっていると同時に、ロングポジションの増加も起こっている。
(引用元: Bitmex LSチェッカー )
全体的には売り圧力がかかっているものの、一部の短期筋が「ここが短期的には底だ」と見て逆張りをする動きをしているとみられ、ロングポジションの増加に繋がっている可能性がある。下落の後、一時的に反転する可能性もあるだろう。
BCHは10%を超える下落
ビットコインキャッシュ(BCH/JPY)は10%を超える下落となっている。今朝方まで13400円台をつけていたいたものの、午前10時前後から下落が始まり、17時過ぎ現在で12000円丁度をつける展開となっている。
(引用元: Zaif )
FXcoinの松田氏は「今年は昨年に増してアルトコインの取捨選択、生き残りが進むと考えている」と指摘し、「そうした中、売られる局面では昨年の分裂騒動により決済利用の可能性が遠のいたBCH/BSVはより大きく売られても不思議では無いと考える」と分析している。
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— コインテレグラフ⚡仮想通貨ニュース (@JpCointelegraph) 2018年10月31日
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