SEC「クリプト・ママ」 ビットコインETFに再び前向き姿勢 「はじめてのおつかい」にも言及

米国証券取引委員会(SEC)のへスター・ピアース委員が、「クリプト・ママ」と仮想通貨コミュニティーから称えられいることについて「光栄」だと発言し、もしママになるとしたら私は過保護な親というより放し飼いの親を目指すだろうと述べた。7月にピアース氏は、SECがウィンクルボス兄弟が申請していたビットコインETFを拒否したことに反対を表明していて、市場関係者の間ではビットコインETF承認に向けた希望の光とみられている。

12日にサンフランシスコで講演したピアース氏は、「クリプト・ママ」と呼ばれていることに対して言及。「いつも母親になりたかった」とした上で、過保護な親(helicopter mom)と放し飼いの親(free-range mom)の違いを指摘。前者は、子供の成功を保証するために子供につきまとい、しばしば失敗する戦略で、後者は一定のレベルのリスクを許容し、限定的な監督下で子供に冒険するよう励ますと解説した。

その上で次のように続けた

「(放し飼いの親の方法は)日本のテレビ番組「はじめてのおつかい」が現実的な例として提示してくれている。(中略)この番組は見た方が良い。笑いと涙があるだけでなく、リスクをとることは本質的に悪いことではないという事実に焦点を当てている。それどころか、いくつかの成果は、我々がリスクを取った時だけに生み出すことができる

ピアース氏は、現在の投資家をリスクから守ろうとするSECを「過保護な親」に結びつけて、次のように語った。

「そのアプローチの問題点は、いつも何かが間違いを起こすということだ。企業は倒産する、詐欺師がインチキをする、自然が反撃する、相場は下落する(中略)しかし、投資家がリスクを取ることを禁じることで生じるリスクもある」

ピアース氏は、12日にCNBC のインタビューに答えて、規制機関はアメリカ人が最も大切にする原則の一つ「選択の自由」を尊重するべきだと発言した