仮想通貨市場の上昇を期待していた投資家たちは、10月における2番目に大きな清算日を迎えた。ビットコインの価格下落に伴って主要仮想通貨の価格を引き下げたが、その後市場は安定している。
10月23日には仮想通貨全体の清算額が2億6100万ドルに達し、そのうち2億350万ドルがロングポジションからのものだった。これは、10月1日にビットコイン（BTC）が約5%下落した際に清算された4億5080万ドルに次ぐ規模になる。
イーサリアム（ETH）のロングポジションが最も多く、過去24時間で7700万ドル以上が清算された。続いてビットコインのコールオプションで5830万ドルの清算があった。
ビットコインの価格が10月21日に3か月ぶりの高値である7万ドルに近づき、トレーダーらは上昇を続けると楽観視していたが、その期待が裏切られた。ビットコインは勢いを維持できず、10月23日に6万5500ドルまで下落し、その後6万7386ドルまで回復している。
Source: CoinGlass
ETHは主要な10種類の仮想通貨の中で最大の損失を記録し、1.7%下落して2552ドルとなった。10月21日には2か月ぶりの高値である2750ドルに達したが、その後下落した。。
ビットコインの乱高下の日にもかかわらず、機関投資家は動じなかったようだ。10月23日には、米国の11の現物ビットコイン上場投資信託（ETF）が再び純流入を記録している。
ビットコインETFへの純流入額は1億9850万ドルだった。ブラックロックのiシェアーズ・ビットコイン・トラストETF（IBIT）への3億2360万ドルの流入だった一方、ARK21シェアーズ・ビットコインETF（ARKB）からの9900万ドルとビットワイズ・ビットコインETF（BITB）からの2520万ドルの流出が流入を打ち消した。
米国のビットコインETFは、10月11日から10月21日までの7営業日連続で流入が続き、約27億ドルがファンドに追加されたが、10月22日には8790万ドルの純流出がその連続を破った。
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