仮想通貨(暗号資産)マイニングプールのPoolinは、米国の仮想通貨レンディングプラットフォームのブロックファイ(BlockFi)と提携し、仮想通貨レンディングサービスを強化する。コインデスクが2日に報じた

Poolinは今年2月から、シンガポールで「Blockin」という事業体を通じて、仮想通貨レンディングサービスを開始している。Poolinはビットコインマイニングプールでは大手だが、金融サービスも強化する狙いのようだ。

Poolinの金融サービスの責任者を務めるジャングオ・ヤン氏は、コインデスクに対して、仮想通貨マイナー向けにビットコインを担保にしたローン需要が活発だと語っている。マイニングビジネスが「ますます競争が激しくなっている」中で、電気代やマイニング装置の更新でローンが必要になっているという。

今回のブロックファイとの提携では、ブロックファイがPoolinに対して、事業に必要な資金を提供するという。ただ具体的にどの程度の金額をブロックファイから調達するかなどについては明らかになっていない。

またPoolinでは、ビットコインを担保とするローンだけではなく、マイニングの装置を担保としたローンについても検討していると、コインデスクに明らかにしている。ただ、マイニング装置の担保評価が難しい点が課題だとも述べている。