米国で現物型ビットコイン上場投資信託(ETF)の承認を受けてビットコイン(BTC)の価格が下落し続けており、仮想通貨の恐怖・強欲指数が100日間ぶりの低水準を記録している。
1月24日に指数が48にまで落ち込み、「中立」のセンチメントになった。これは前日から2ポイントの下落であり、先週の同じ日に「強欲」となっていた時からは15ポイントの低下だ。100日前にこの指数が同水準だったときは、2023年10月16日にビットコインが2万8500ドルをわずかに超えて取引されていた時だった。

この指数は、6つの主要なパフォーマンス指標からデータを集め、仮想通貨市場のセンチメントを毎日評価するためのスコアを算出している。それにはボラティリティ(25%)、市場の勢いと出来高(25%)、ソーシャルメディア(15%)、調査(15%)、ビットコインのドミナンス(10%)、トレンド(10%)が含まれる。
ビットコインは1月8日に約4万7000ドルという過去2年間での最高値に達し、その数日後に米国で複数の現物ビットコインETFが承認されたが、新しいETF製品のラインナップが承認されて以来、価格は4万ドルを下回る水準にまで下落している。
特にグレイスケール・ビットコイン・トラスト(GBTC)は、ETFへの転換以来20億ドル以上の資金流出を経験している。
この指数は10月下旬から「強欲」にしっかりと留まり、市場は現物ETFの承認を楽観視していた。1月1日には指数は76のスコアを記録していた。これはビットコインが6万9000ドルを超える史上最高値を記録した2021年11月11日の77点以来の最高スコアだった。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン