仮想通貨(暗号資産)ディスクロージャープラットフォームのXangleは、日本の仮想通貨市場について分析したレポートを作成した。グローバル市場でのシェア、日本発コインの取引の状況、日本の仮想通貨取引所の概況などについてまとめている。

グローバルなビットコイン市場での日本の市場シェアは2017年以降減少傾向にある。2016年から急増し、ビットコインが最高値を付けた2017年後半以降、減少に転じた。日本円ベースでのビットコイン購入の割合は、足元では7.3%となっている。

出典:Xangle

Xangleの分析によれば、モナコインといった日本発プロジェクトの仮想通貨の場合は、そのほとんどが日本国内で取引されている。例えば、モナコインの場合は97.3%が日本円での取引だ。

出典:Xangle

日本の取引所で上場されている仮想通貨(ホワイトリスト)の特徴については「取引所トークンの割合が高い(22%)」と指摘。ただ取引所トークン自体の取引高は少ないと分析している。

出典:Xangle

また日本国内の仮想通貨取引所のポジションについてもまとめている。売上高や営業利益、純利益ベースをもとにbitFlyerが日本市場の中でトップと位置付けている。

出典:Xangle

ただ、もとになっているデータについてはあくまで直近の財務諸表をまとめたもので、取引所によって決算期にはバラつきがある(たとえばbitFlyerは18年1~12月期となっているほか、DMMビットコインやコインチェックは19年3月期のデータとなっている)。またLiquidについては財務諸表が非公開であるとし、比較の中には含まれていない。