仮想通貨コミュニティとその著名なプレイヤーの多くが、4年に一度発生するるビットコイン半減期に焦点を移し始めている。

2024年4月に予定されている次回の半減期では、ビットコインのマイニング報酬が現在のブロックあたり6.25BTCからブロックあたり3.125BTCに減少する。

バイナンスCEOのジャオ・チャンポンCEO(通称CZ)は、次回の半減期まであと135日とカウントダウンを開始した。

歴史的に、ビットコイン半減期は、需給動向によりBTC価格の強気相場と関連している。需要の拡大に伴う新規供給の半減は、通常、半減期後の数か月でBTC価格を新たな高値に押し上げている。

2020年5月の前回の半減期の2か月前、ビットコイン価格は1万ドル未満で取引されていた。イベントが近づくにつれて、強気相場により、BTCの価格は前回のサイクルの最高値である約1万7000ドルを超えた。半減期後、BTC価格は急騰し、約6万9000ドルの最高値を記録した。

人気トレーダー兼アナリストのRekt Capital氏もXに投稿し、BTC強気サイクルのさまざまな段階について詳しく説明した。Rekt Capital氏は、タイムラインを半減期前と半減期後のイベントに分割し、半減期の約60日前に、投資家が「ハイプを買う」から「ニュースで売る」動きになるために半減期前に上昇がおこると指摘した。

しかし、半減期前の価格高騰の後には、実際の半減期前後にリトレースメントが起こる。2016年の半減期前のリトレースメントは38%、2020年の半減期前のリトレースメントは20%だった。

半減期前のプルバックは、BTC価格が上昇と下落を繰り返す、数か月にわたる再蓄積段階にしばしば続く。この段階では、半減期直後のBTC投資のパフォーマンスの低さに対する退屈、焦り、失望により、多くの投資家が市場から撤退する。

Bitcoin halving cycle phases. Source: X/Rekt Capital

蓄積段階はその後、通常、パラボリックな急騰に続き、ビットコインが再蓄積エリアから抜け出して新たな高値を記録する。この段階では、ビットコインは新たな最高値に向かって加速的な成長を遂げる。