仮想通貨取引所Crypto.comは、人員削減と市場低迷の中、スポーツチームやスポーツ団体とのスポンサー契約の規模を縮小したと報じられている。

10月6日の報道によると、Crypto.comがロサンゼルスのエンジェルシティ・フットボールクラブ(FC)、カタールで開催される2022FIFAワールドカップ、eスポーツトーナメントのTwitch Rivalsなど主要スポーツ組織と結んだスポンサー契約の範囲を縮小し、いくつかのケースでは取引から完全に撤退した。記事は、匿名のCrypto.com関係者の発言を引用し、Crypto.comが5月の市場の低迷を受けてそのような行動を検討し始めたとしている。

記事によれば、エンジェルシティFCの弁護士は、Crypto.comが支払いを保留し、最終的に2021年12月に発表された取引から手を引いたと述べている。さらに、同社はTwitch Rivalsとの提携を解消する計画を決定し、両社は2022年末までに契約を終了させることに同意したという。Crypto.comの元従業員は、Crypto.comがFIFAとの取引の一環として発行する予定だったホスピタリティ・パッケージの数を半分に減らした可能性があると主張している。

Crypto.comのクリス・マルザレクCEOは、6月に取引所の従業員の5%を削減する計画を発表した。だが記事は、6月から8月にかけておよそ30%から40%の従業員が会社を離れており、人員削減の割合ははるかに高かったかもしれないと指摘している。