国際サッカー連盟(FIFA)は23日、仮想通貨取引所のクリプト・ドットコム(Crypto.com)が、カタールで開催される次回のサッカーワールドカップの公式スポンサーになることを発表した。

11月に開幕予定のFIFAワールドカップ・カタール2022のスタジアムの内外に「Crypto.com」のブランディングが表示される。クリプト・ドットコムはスポンサーの一環として、ユーザーが試合に参加したり、公式グッズを獲得したりする機会を提供する予定だ。

FIFAチーフ・コマーシャル・オフィサーのケイ・マダティ氏によると、今回の契約は「世界規模」の試合の発展に貢献するとし、クリプト・ドットコムが世界中の他の事業体と提携していることを挙げている。同取引所は11月、ロサンゼルスにあるスポーツ・娯楽施設「ステイプルズ・センター」を20年間「Crypto.com Arena」に改名する契約を結んだ。Crypto.comはまた、オーストラリア・フットボール・リーグと2500万ドルで提携。F1と1億ドルのスポンサー契約を結び、Ultimate Fighting Championshipと10年間の1億7500万ドルのスポンサー契約を結んでいる。

世界舞台でのサッカー人気を考えると、クリプト・ドットコムはより多くの国際人にリーチできることになる。FIFAは、2018年に開催されたFIFAワールドカップロシア大会を合計で35億人以上が観戦し、フランスとクロアチアの決勝戦は10億人以上が観戦したと報告している。