ブロックチェーンインキュベーターのコンセンシスのプロジェクトの一つであるカレイド(Kaleido) は10日、上海拠点の医療企業Caifeng Geneと、中国で増加する糖尿病の防止を目的にしたブロックチェーン基盤のゲノムデータ取引で提携すると発表した。ゲノムデータシーケンシング、収集、分析のデータ取引はこれまでに類のないものという。

 カレイドは、企業がイーサリアムベースのブロックチェーン技術を使用するのを容易にするプラットフォーム。

 Caifeng Geneは、患者個人レベルでの最適な予防や治療を施す精密医療を実施しようとしている企業だ。

 Caifengは、病院や研究所、クリニックなどからなるコンソーシアムを構築する。カレイドのプライベート型ブロックチェーンプラットフォーム上に、個人や組織が個別に情報を登録し、どの情報を提供するかを自身で管理できるという。