コンフラックス財団(別名:上海ツリーグラフブロックチェーン研究所)が運営し、保守しているエコシステムマルチチェーンプロトコルであるシャトルフローが、2年の運用を経て閉鎖されることになった。
シャトルフローのテクノロジースタックはWeb3スタジオのゼログラビティに移行され、新ブランドの下でプロトコルの開発が継続される。プロジェクト側は「全ユーザーの資金は安全であり、シャトルフローからゼログラビティに移行される」と述べており、「以前にシャトルフローを通じてブリッジし、目的のチェーン上でブリッジした資産の請求を完了したユーザーは、移行に追加の操作をする必要はない」と付け加えた。
「シャトルフローがブリッジングを停止した後、ユーザーはゼログラビティの公式dAppを通じてブリッジングを行うか、またはブリッジングアグリゲーターを使用し続けることができ、後者はゼログラビティが立ち上げられた際に統合される予定だ。」
シャトルフローの分散型アプリケーションは2024年1月まで部分的に稼働を続け、ブリッジした資産をまだ請求していないユーザーが資産を取り戻せるようにする。その後、ウェブサイトとサーバーは完全に削除される。
2021年にコンフラックスは、エコシステムユーザーを分散型金融へ移行させるためにシャトルフローアセットブリッジを立ち上げた。同社は当時、プルーフ・オブ・ワークアルゴリズムにより、1秒間に最大6000のプロトコルトランザクションが可能だとしていた。今年初めには、コンフラックスファウンデーションは3億9000万以上のユーザーを持つ国内で2番目に大きな中国電信と提携し、ブロックチェーンSIMカードを開発することを発表した。
コンフラックスはプルーフ・オブ・ワークとプルーフ・オブ・ステークのハイブリッドコンセンサスを採用するレイヤー1ブロックチェーン。親組織である上海ツリーグラフブロックチェーン研究所は、上海市人民政府の支援を受けている。プロジェクトは「中国で唯一の規制に準拠したパブリックブロックチェーン」と主張している。