中国証券監督管理委員会(証監会)のイェン・チンミン(閻慶民)副主席は27日、「人工知能などのデジタル技術と製造業、サービス業などが融合することによって、デジタルエコノミーは進化している。金融デリバティブ、デジタル通貨、インターネットバンキングなど金融界では刷新が相次いでおり、業界の総合的な進展に貢献している」とのべた。しかし、「このような経済の金融化は資源配分にはポジティブな効果をもたらすが、一方で投機性やリスク要因などを高めており、キャピタル・マーケットや投資家保護において不確実性な要素も多くなっている」と警笛をならした。個人投資家向けサービスについて議論するイベントの開幕式でのべた。
同氏は対策として、各国規制当局が持つノウハウの取入れや、フォールトトレラント(障害許容)システムの構築などを挙げた。同時にハイテク商材を語った金融詐欺を厳しく処罰すると言明。利用者保護や市場の公平性を維持すると強調した。
(コインテレグラフ@マーケットアラート)