2月29日午前2時から同3時(日本時間)にかけて、ビットコイン価格が急上昇したことに伴い、コインベースでサービス障害が発生した。多くのユーザーがソーシャルメディアで、口座残高が突然ゼロ表示になったと報告した。この問題は同4時ごろに回復している。

コインベースは問題発生当時、資金は安全だと声明を出した。

一部のユーザーがコインベース口座の残高がゼロ表示されていること、および売買時にエラーが発生していることを確認した。現在、チームが調査中であり、近日中に更新情報を提供する。顧客資産は安全に保管されている。
ビットコイン価格は、障害発生前の数分で64,000ドルを超えた。しかし、記事執筆時点では61,400ドルまで下落している。
コインベースの株価も同様の動きを見せた。ビットコインが現在の最高値である69,045ドルに近づくと、コインベースの株価は211ドルまで上昇し、52週高値の212ドルに迫った。しかし、その後202ドルまで下落している。
コインベースの過去最高値357ドルは、2021年11月10日にビットコインが最高値を更新したときと一致している。
今回の問題の原因はまだ明らかになっていないが、一部のユーザーは過去にも同様の技術的な問題が発生していたと指摘した。

コインテレグラフが入手した情報によると、電話やバーチャルアシスタントなどの顧客サポートが利用できない状態となっていた。

コインベースは、障害発生をソーシャルメディアで報告してから約30分後、オンラインユーザーインターフェースを更新し、問題が継続中であることと調査中であることを示すバナーを表示した。
