ビットコイン(BTC)のコインベース・プレミアム・ギャップが、1年以上ぶりの低水準まで落ち込んだ。
この指標は、コインベースとバイナンスにおけるビットコイン価格の差を示すもので、投資家の動向を映すシグナルとして注目されている。アナリストによると、この動きはコインベースにおける相対的な需要低下を示唆している。
この差が大きくマイナスに転じた場合、プロ投資家や機関投資家、高額資産保有者が主に利用するコインベース・アドバンスト・トレードにおけるビットコイン価格が、個人投資家の利用が多いバイナンスよりも低い水準にあることを意味する。
クリプトクオントのアナリスト、ダークフォスト氏は木曜日、「機関投資家側の売り圧力が強まっている」と述べた。
同氏は「つまり、機関投資家からの売りが価格を押し下げ、ネガティブなギャップを生んでいる」と説明した。

10月以降、コインベース・プレミアムは下落基調
クリプトクオントのデータによると、コインベース・プレミアム・ギャップは現在マイナス167.8となり、2024年12月以来の低水準となった。
この下落基調は「クジラがより低いプレミアムで継続的に売却していることを示し、同時にコインベースにおける投資家の関心と活動が低下していることを表している」と分析されている。
コインベース・プレミアム・ギャップは10月の市場急落以降、下落が続いており、直近1週間でそのペースが加速した。
ダークフォスト氏は「現在の局面は極めて困難で不確実性が高く、リスクを取る環境とは言い難い」と述べた上で、「依然として変動性とリスクの高い資産であるビットコインへの大規模投資には向かない状況だ」と指摘した。

現物ETFからの資金流出
クリプトクオントは水曜日のマーケットアップデートで、「機関投資家の需要は明確に反転した」と述べた。
同社によると、米国のビットコインETFは、前年同期には4万6000BTC以上を購入していたが、2026年には1万600BTCを売却している。
これは「2025年比で約5万6000BTCの需要ギャップを生み、持続的な売り圧力の一因となっている」という。
直近1週間で、ビットコインETFからは12億ドルの資金流出が発生し、ビットコイン価格は木曜日に15カ月ぶりの安値となる7万1000ドル割れまで下落した。
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