イーサリアムの「マージ」で保有資産がロックされたイーサ(ETH)ステイカーは、まもなく起こるステーキング解除でそれにアクセスできるようになるだろう。

コインベースは、同社のプラットフォームにおけるステーキング解除リクエストは、プロトコルの処理に数週間から数ヶ月かかる可能性があるとツイートで発表した。ツイートによると、来月にイーサリアムネットワークのアップデートで機能が有効になった後、ステーキングの引き出し要求が殺到することが予想されるとのことだ。

マージによって2022年9月にイーサリアムはプルーフ・オブ・ワーク(PoW)からプルーフ・オブ・ステーク(PoS)に移行したが、ステイカーの保有資産はロックされたままだった。これより、コインベースのようなステーキング・プロバイダーは、ユーザーがコインベースのプラットフォームでETHをステーキングできるが、その資金を引き出すことはできないという状況が生まれていた。

4月中旬に実施される予定のイーサリアムのアップグレードにより、ユーザーはステーキングしたETHを引き出すことができるようになる。またETH保有者は、無期限のロックアップ期間の対象となることなく、より多くのステーキングを行うことができる。

コインベースは「ステーキング解除のリクエストは、すべてのコインベースの顧客に同時に開かれ、イーサリアム・プロトコルに中継され、受信した時間に基づいてキューに入れられる」と説明している

アップグレードが終了すると、ユーザーはコインベースのアカウントからステーキング解除のリクエストを行うことができるようになり、約24時間後に利用可能になる予定だ。ただし、リクエストを送信した後、かなりの待ち時間が発生することが予想される。