創業から5年、ファントークンプラットフォームのチリーズ(Chiliz)は、その成長をサポートするために、イーサリアム仮想マシン(EVM)対応の独自のレイヤー1ブロックチェーンエコシステムをローンチした。

チリーズのファントークンエコシステムは、長らくイーサリアムベースのERC-20トークンによって支えられてきたが、チリーズ2.0ブロックチェーンのジェネシスブロックの検証により、エコシステムが独自のレイヤー1に移行することになった。

この新しいブロックチェーンは、11人のアクティブなバリデーターによるプルーフ・オブ・ステークを採用しており、ブロック時間の短縮、手数料とエネルギー使用量の低減を実現するとされている。

プロジェクトのドキュメントによると、「チリーズ・チェーン2.0」は、イーサリアムのフォークとして知られるBNB チェーンをハードフォークしたもの。これは、新しいレイヤー1がEVM互換であることを意味し、この環境内で構築する分散型アプリケーション開発者を惹きつけることを目的としている。

チリーズは、ファン・トークン・アプリ「Socios」を通じて、スポーツとエンターテインメントの分野で影響を拡大。同プラットフォームは、スポーツ界の大手チームやブランドと連携しており、バルセロナ、PSG、マンチェスター・シティ、アーセナル、ユベントスなどの大手サッカーチームが同社のファン・トークン・プラットフォームを利用している。