イーサリアム(ETH)共同創設者でカルダノ(ADA)創設者のチャールズ・ホスキンソン氏は、共同創設者であるヴィタリック・ブテリン氏が、スノーホワイト・プルーフ・オブ・ステーク(PoS)コンセンサスを適応していたら、イーサリアム2.0の開発は加速していた可能性があったと述べた。
コインテレグラフは先日、同氏にインタビューをしていた。
「私の中の最大の問題は、彼が克服していなかった点だ。例えば、キャスパーの開発、キャスパーで、ヴィタリックはコーネル大学に行って、エレイン・シーのところに行くことができた。彼女は『スノーホワイト』という素晴らしいプロトコルを書いた。我々の『ウロボロス(カルダノPoSコンセンサス)』の競合だ。エレイン・シーは2016年にこれを書いた。だから彼は極めて単純にそこへ行って、『ほら、500万ドルの助成金だ。キャスパーを開発してくれ』と言えたわけだ。」
エレイン・シー氏は、米国のブロックチェーンのハブのひとつであるコーネル大学の教授。2016年にスノーホワイトPoSコンセンサスを共同で書いた。真に分散型でオープン参加型ネットワークシステムの初のエンドツーエンドプルーフのもので、システムが生成された後でも、いつでもノードが参加できる。
ホスキンソン氏は、スノーホワイトは「制限された学術的厳密さ」に対処し、イーサリアムの開発に広く行き渡っただろうとしている。
また、「ブテリン氏は、この問題に深く興味を持つトップサイエンスに美しいコンセンサスアルゴリズムを生成させることができた」とし、そうすれば、ブリテン氏は別の事業や技術開発にもっと集中できただろうと述べている。
「彼は自分でキャスパーを開発したがった。つまり、彼の時間をCEOとエンジニアと科学者でいることに分割した。彼は生来の経験がない何かを開発しようとした。すべてのセオリーを彼自身で学ぶ必要があった。例え彼が天才でも、時間がかかる」
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン