カナダのテック企業バイタルハブ(VitalHub)は、ブロックチェーン基盤の新型コロナウイルス(COVID-19)向けスクリーニングツール「DOCit」モバイルアプリを展開した。4月8日に発表した。

オンタリオ州ウォータールー地域が所有する長期ケア施設「サニーサイドホーム」で使用される。

同ツールは、新型コロナウイルスの通常の症状をスクリーニングするのに役立つ。ケア提供者や運営スタッフや国、州、地域のヘルス関連当局に評価基準を報告し、いかなるスクリーニングや定期タスクの導入および設定を担う。

サニーサイドホームの管理者であるジュリー・ウィーラー氏は、現在のような環境での電子スクリーニングの有効性について以下のように述べている。

「我々が居住者向けスクリーニングについてバイタルハブに助けを求めてリーチしてから、バイタルハブは、24時間かその程度で開発および導入することができた。安全性を考えると、一刻を争う。我々のニーズに素早く対応するキャパシティがあることは、どの長期ケアホームが求めることだ」

同アプリはまた、呼吸器系や発熱や息切れや頭痛などすべての可視化できる症状を記録し、リアルタイムで共有する。

バイタルハブのダン・マロ―CEOは、以下のように述べている。

「ホームに特化した設定可能な評価として、DOCitソリューションは、コロナウイルス患者の詳細分析を提供し、ケア提供者に症状の傾向や感染した個人のクラスターを素早く判断する能力を与える。パンデミック対策において、我々が学んだ極めて重要なことだ」

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン