BNB(BNB)、ソラナ(SOL)、ドージコイン(DOGE)は、上昇とともに10月をスタートさせ、仮想通貨市場全体の「Uptober」ムードに呼応した。これらの大型アルトコインは今月さらに上昇できるのだろうか。
BNB、理想シナリオでは38%超の上昇余地
BNBは月初来で約6%上昇し、木曜日には1065ドル前後に到達した。
今回の上昇は、1000ドル付近の20日間指数平滑移動平均線(20日EMA、緑の波)をサポートとしてテストした後に始まった。過去にも同じサポートからの反発は堅調な上昇をもたらしてきた。
BNBは広い上昇チャネル内で推移しており、この動きが続けば10月中に1130ドルまで上昇する可能性がある。現在値から6.75%の上昇で、これは1.618フィボナッチ水準と一致する。
トレーダーのミスター・スプレッド氏も、逆三尊(IH&S)パターンから導かれる上値目標として同水準を指摘している。
直近2週間の反発により、BNB価格は992ドル付近の重要な週足レジスタンスを突破し、これをサポートへ転換した。この水準も1.618フィボナッチラインと重なる。
BNBが992ドルを上抜いてモメンタムを維持すれば、10月から11月にかけて1480ドルの2.618フィボナッチ水準を試す可能性がある。これは現在値から38.50%の上昇となる。
逆に992ドルを割り込めば、20週EMA(緑の波)付近の835ドルまで下落し、20.75%の下落リスクとなる。
ソラナ、次のターゲットは250ドル
ソラナは10月にすでに9%上昇し、木曜日には227.50ドルに到達した。現在のチャート構造は、数日以内に250ドルへ到達する可能性を高めている。
SOLは2025年2月以降、上昇ウェッジ内で推移しており、下方トレンドラインから反発後、上方トレンドライン近辺の250ドル(0.786フィボナッチ)を再テストしようとしている。
伝統的なテクニカル分析では、上昇ウェッジは弱気反転パターンとされ、下限を割り込むと最大でウェッジの高さ分の下落につながる。そのため、SOLは今後数週間で28〜30%の下落リスクを抱えている。
一方で、上限トレンドラインを明確に突破すれば弱気シナリオは無効となり、295〜300ドルのゾーン(1.00フィボナッチ)まで上昇余地が広がる。
ドージコイン、10月に20%の上昇余地
ドージコインは10月に入りすでに11%上昇し、今後20%程度の上値を示唆するチャートを形成している。
DOGEは現在、上昇チャネルの下限付近から反発し、上限の0.30〜0.31ドルを目指している。この水準は0.5フィボナッチ戻し帯と重なり、過去の相場でもレジスタンスとして機能してきた。
一方で、0.25ドル付近の20日EMAを割り込めば強気見通しは後退し、チャネル下限の0.22ドル(0.236フィボナッチ)まで押し戻される可能性がある。
本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。
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