一昨日の午後、CoinMarketCapにてTOP10にランクインしている暗号通貨が、恐るべき勢いで急落していたようだ。6.7%の価格上昇を見せた全能神ビットコインを除いて、全ての主要仮想通貨が赤色で表示されていた。

 

 

イーサリアム・クラシックは他と圧倒的な差を付け、14.06%、NEMはそれに続き、脅威の-13.48%をマークした。

過去最高のパフォーマンスを誇っていたDashとRippleはいずれも例外ではなく、それぞれ9.34%、7.09%減少した。Augurもまた9.14%下落し、深刻なダメージを受けた。

数日で市場価格が80ドルも上昇したイーサリアムは、悲惨なことに5.42%ポイントを落とし、76.23ドルの価格をマークした。

事実、ライトコインは3.68%ポイントを落としたにも関わらず強気のトレンドが続いている。Golemも4.66%下方修正されたものの、未だ10位にランクインしている。

 

アルトコインバブル

 

珍しいことに、10位から20位にかけても同じ現象が起きており、例外的にSingularDTVだけが未だに2.83%プラスの価格をつけていた。その数時間前に28%の急騰を見せた後、価格上昇を続けていたようだ。

Vinny Lingham氏などの専門家たちは、アルトコインバブルが起きているだけであって、すぐにでも破裂してしまうだろうと現在のトレンドに対して懸念を表明している。そういった予測の大半は、前回の価格下落を見て多くがビットコインを捨てアルトコインに乗り換えている事実に基づいていると思われる。果たしてそれは正しい予測なのだろうか?また、暗号通貨市場において強気なトレンドが続いている理由を説明する材料が確実に存在していると言えるのだろうか?

いずれにせよ、ビットコイン価格は、スケーラビリティ問題に関する議論がまだ存在するにも関わらず上昇し続けており、おそらくトレーダーたちはアルトコインを売り払いビットコインを購入しているのだろうと考えることが出来る。

しかしながら、価格に関しては、未だ様々な専門家たちによって説明がなされている。本当にアルトコインが現在バブル景気に突入しているのかどうか判断するには、時が経つのを待つしかないだろう。