6日の仮想通貨ビットコインは横幅推移を続けている。7000ドルへの上値トライを続けているものの、レジスタンスを破るまでにいはいたっていないようだ。こうした動きについて、「クジラが高レバレッジの清算ゲームをしている」との指摘が上がっている。

coin360

(出典:Coin360 4月6日午前10時30分)

ビットコインは3日に一度7000ドルを超えて直後に反落して以来、数度、7000ドル台にチャレンジするも、6900ドルの壁に阻まれている。

こうした動きについて、仮想通貨アナリストのジョシュ・ラガー氏が「クジラが高レバレッジの清算ゲームをしている」と指摘した。

ただ、一方でレンジ内の値動きが続いてる現在からは、今後大きく値動きする可能性が高い。

同じく著名な仮想通貨アナリストであるカンタリング・クラーク氏は「6650ドル未満の受け入れを待っている」として、今後さらに下落する可能性を示唆。買い手による、動きはあまり見られていないため、買い手がないと判断すれば積極的にショートすると主張している。

3月で底を打ったとする指摘も

こうした弱気な予想とは反対に、ウィリー・ウー氏はビットコイン価格は3月に底を打ったと証明される2つの証拠があると解説した。

一つはハッシュレートの移動平均であるハッシュリボンが回復し始めていることだ。ウー氏によると、これは「信頼できるボトムシグナル」であり、ハッシュリボンが現在と同様の値を示したのは2019年12月と2018年12月だったという。

2つ目は、3月の暴落時に「極度の買いゾーン」に入ったマイナーのエネルギー比率(ビットコインの時価総額とエネルギー消費量の比率)であり、この「極度の買いゾーン」は前回価格が上昇した半減期と同様の現象だという。現在は弱いマイナーが淘汰され、強いマイナーのみが残っており、ここから売り圧力がかかることは少ないと指摘した。