トレーダーや市場アナリストは、ビットコイン(BTC)の次の天井に関して意見が分かれている。強気な見方では12万ドルに達する可能性があるとされている。そもそもビットコインは週足で7万1500ドルを超えることができるのだろうか。
ビットコイン価格は12万ドルを超える?
仮想通貨トレーダーのミキブルによるテクニカル分析によれば、ビットコインの価格は次の強気サイクルの一環として12万ドルに達する可能性があるという。
人気トレーダーのミキブルは、7月31日に自身のX(旧ツイッター)投稿で7万1000人のフォロワーに対して次のように述べた。
「ビットコインは次の上昇の波に備えている。これにより12万ドル以上に達するだろう。シートベルトを締めておけ」

一方、より保守的な見方では、天井は10万ドル以下になるとされている。例えば、仮想通貨アナリストのマグス氏は、テクニカルチャートパターンに基づき、ビットコインの次の主要なマイルストーンは9万5000ドルを超える程度と予測した。
「BTCは依然として下降して広がりのあるウェッジパターン内で取引されている。価格は上値抵抗線付近で統合されており、ブレイクアウトが発生すれば大規模な上昇ラリーにつながる。テクニカルターゲットは9万5700ドルだ」

強気のセンチメントを支える要因として、5万7000ドルで新規ビットコイン投資家が3%増加したことが挙げれられている。
しかし、仮想通貨研究者でクリプトクオントの認証済み著者であるアクセル・アドラー氏によれば、ビットコインサイクルのピークに達すると新規投資家は50%増加する可能性があるという。
アドラー氏は7月31日にX投稿で「5万7000ドルレベルから市場は新規投資家を3%増加させた。これはFTXのクラッシュ後に指標が4%増加したことを考えると多い。新規参入者の主要な流入は価格上昇とともに再開し、サイクルのピーク時には50%を超えるはずだ」とした。

ビットコインは7万1500ドル以上の週足終値が必要
人気アナリストのレクトキャピタル氏によれば、ビットコインは次の強気サイクルの一環として7万1500ドル以上の週足終値が必要だという。
レクトキャピタル氏は7月29日にXの投稿で次のように語った。
「約7万1500ドル以上の週足終値は再蓄積レンジからのブレイクアウトを開始する可能性がある。しかし、歴史的にはビットコインはこの再蓄積レンジ内で数週間以上統合されるべきだ」。

ビットコインの統合が延長されることで、過去の半減期サイクルと同期し、ビットコインがサイクル後半にピークを迎えることになるとアナリストは付け加えた。
しかし、ビットコインは6万7000ドルおよび6万7500ドルで重要な抵抗に直面している。仮に6万7000ドルを超える動きが発生すれば、累積レバレッジショートポジションで9億4000万ドル以上が清算されると、CoinGlassのデータは示している。

ビットコイン取引所の清算マップによれば、ビットコイン価格が6万7500ドルを突破すれば、ショートポジションの総清算額は14億ドルを超えることになる。