米中通商協議の「第1段階の合意」を背景とするリスクオンの流れの中で、ブラジルレアルもしっかり。16日のブラジルレアル円は27.027まで上昇した。
中国の11月小売売上高と鉱工業生産が予想を上回ったことも追い風となり、ブラジルボベスパ指数も113196.83の最高値をつけた。
ブラジル中銀は11日に政策金利を0.5%引き下げ、過去最低の4.5%とする決定を下したが、レアル高の流れは止まっていない。ドルに対しても1ドル4.0633レアルと、11月26日の4.2773から5%ほどレアル高が進んでいる。
ブラジルレアル円のテクニカル分析と相場見通し
今日のブラジルレアル円予想レンジ 26.60~27.20円
11月6日の高値27.4175と26日の安値25.5020の78.6%戻しを達成している。高値27.4175が十分視野に入る展開だ。世界的なリスクオンの流れが続けば、年内に超えてくる可能性も十分あるだろう。