イーサリアムマージが正式に実施され、ネットワークがプルーフ・オブ・ステーク(PoS)に完全移行した。

9月15日の午前6時44分(UTC)に待望のマージが実施され、合計難易度である58750000000000000でイーサリアム・メインネットのt実行レイヤーとビーコンチェーンのコンセンサスレイヤーが統合され、ネットワークはもはやプルーフ・オブ・ワーク(PoW)のコンセンサス・メカニズムに依存しなくなった。

イーサリアム財団は、マージによってイーサリアムネットワークのエネルギー効率が約99.95%向上し、シャーディングを含む将来のスケーリングソリューションのための準備が整えられるとしている。

StarkWareの社長兼共同創業者のエリ・ベン-サッソン氏は、「マージの重要性の1つは、エネルギー消費に劇的な効果をもたらすことだ」とコインテレグラフに述べている。

ベン-サッソン氏は「イーサリアムの極めて広範な普及につながるプロセスの最初のステップ」にもなると述べ、次のように述べている。

「それは変化の連鎖反応を開始する。最終的にはイーサリアムの計算能力が非常に広く使われるようになり、一般の人々が生活の様々な分野でブロックチェーンベースのアプリを使うようになるだろう」

マージは、イーサリアム財団の数年にわたる努力の末に実現したものだ。

マージが完了し、イーサリアムの技術ロードマップに残された最後のステージは「Surge」「Verge」「Purge」「Splurge」である。

Surgeはシャーディングによるロールアップのスケーラビリティ向上、VergeはVerkleツリーによるステートレス化、Purgeは過去のデータと技術的負債の解消、そしてSplurgeは様々な小さなアップグレードを行う予定だ。

クリプト界隈で有名なイラストレーターであるBeeple は、SF的なイラストでマージを祝福している。