BNBチェーンは、ネットワークの分散構造、サイドチェーンのためのインフラ容量、開発者が構築する分散型アプリケーション(DApps)のパフォーマンスと効率性を向上させるために技術ロードマップの開始を発表した。
この文書は、BNBチェーン・リベレイション・サミットで発表された。サミットでは意欲的なWeb3ソフトウェアエンジニアのためのインキュベーションプログラム「Most Valuable Builder」も明らかにした。
今年2月、バイナンス・チェーンとバイナンス・スマート・チェーンが統合され、BNBチェーンが誕生。マルチチェーンのインフラ層と、BNBガバナンス機構が形成された。
ロードマップの注目すべき動きとしては、META ApesとMetaverse WorldによるメインネットのBNBアプリケーションサイドチェーンの導入、BEP-131提案による分散型バリデーター数が2倍近い41へ増加したこと、BNBスマートチェーンのブロックガス容量を第3四半期に2億に順次強化しコストとスピードの効率性を改善すること等だ。
.@cz_binance on the future of blockchain pic.twitter.com/AuBNSI555n
— BNB Chain (@BNBCHAIN) May 31, 2022
BNB財団のエグゼクティブ・ディレクター、ウリ・フェルッチョ氏は、ロードマップの実施がBNBチェーンのエコシステムの成長をどのようにサポートするかについて、次のような評価を示した。
「これらの技術的進歩は、開発者コミュニティとエンドユーザーの双方に大きな変化をもたらすものとして重要だ。(中略)イノベーション、持続可能性、BNBチェーンのガバナンス機構の強化、セキュリティへの重点的投資が行われる」