ブルームバーグのアナリストであるマイク・マグローン氏は、ビットコイン半減期は「イベントではない」とみている。コインテレグラフに対して自身の考えを明かした。

ビットコインに強気かという質問に対してマグローン氏は、ブルームバーグインテリジェンスにおける彼の仕事は「客観的」なものであってポジショントークではないことを強調。次のように続けた。

「ブルームバーグの考えを表しているわけではない。私は完全に客観的だ。私は投資アドバイスや推奨はしない」

商品トレーダーとして数十年の経験があるマグローン氏は、その上で、ビットコインの粘り強さには感心していると認めた。

「ビットコイン以外は強気ではないね。他のマーケットは単に有名になりたいだけの5000人に過ぎない」

ビットコイン半減期に注目しているのは素人

またマグローン氏は、来月中旬に推定されているビットコインの半減期はビットコイン価格に影響を与えないのではないかと指摘。すでに織り込まれているという見方を示した。

「イベントに値しない。完全にイベントではない。素人のためのものだ。いつから既知のことがマーケットで重要になり出したんだ?」

半減期は、ブロックを作成するマイナーに対する報酬が半減される。新たに市場に供給されるビットコインが半減することから、一般的には価格の押し上げ材料と見られている。

マグローン氏は、マーケットの効率性の信望者であり公表済みのすべての情報が価格に織り込まれているという立場だ。

「今後重要となるレジスタンスは1万ドルだろう。そこが魅力的だ。5000ドルを下回れば私はかなり失望するだろう」

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン