仮想通貨の預金で金利を稼げるサービスを手がける米BlockFi(ブロックファイ)は、米国の機関投資家が仮想通貨業界にどの程度進出しているかレポートを発表した。
ブロックファイによると、仮想通貨に何らかの形で関わりを持っているプライベードファンドは201。順調に増加傾向にあるものの、プライベードファンド全体の数の1.3%にしか満たない数字だという。
201のプライベードファンドは、3つに分けられる。
・仮想通貨に投資したりトレードしたりする伝統的なヘッジファンド
・2017年末に仮想通貨やICO(イニシャル・コイン・オファリング)に直接投資をするために資金調達をした仮想通貨専門ファンド
・仮想通貨関連企業(ブロックファイを含む)に投資をするベンチャー・ファンド。
ブロックファイによると、ベンチャーファンド、マーケットメーカーズ、ファミリーオフィス、超富裕層などを除いた場合でも、少なくとも30億〜50億ドルの伝統的なファンドのマネーが仮想通貨に入っていることになるという。
また、ブロックファイは、「広告の中で仮想通貨に言及する数の多いトップ30の機関投資家」を発表した。
(出典:BlockFi)
1位は、元ゴールドマンサックスのマイク・ノボグラッツ氏が率いるギャラクシー・デジタル、2位はパンテラ・キャピタル、3位はサイファー・テクノロジーズとなっている。またギリギリランク外の31位には、モルガン・スタンレーが入っている。