アジアの複数の銀行が、来る6月20日から21日にかけて[Killer]シンガポールで開催されるBlockchain for Financeカンファレンスにてブロックチェーン戦略の概要について説明を行うようだ。

東京三菱UFJ銀行、中国建設銀行、みずほ銀行、OCBC銀行などが一堂に会し、他に先んじて現行既に ブロックチェーンを実装しているBNY Mellonやノルデア銀行から助言を得て、将来的にブロックチェーン技術をどのように利用するかについて話し合いが持たれる予定だ。

同カンファレンスは、イギリスに拠点を置き、"革新的で破壊的な金融技術の採用を促進、提唱する"アドボカシー団体、[Killer]FinTech Networkによって組織されている。

Blockchain for Financeは、"企業が最新のユースケースやPOCを評価し、分散型元帳技術導入の可能性を模索する"ため設立されたものであると、火曜日に発行された[Killer]プレスリリースでは説明されている。

同イベントではまた、ブロックチェーンに関連した"昨今の特許出願の頻出"により、金融サービス業界に対してより広範囲にどのような影響が出るのか議論が必要であるとして、シンガポール政府当局からも通貨当局などの参加者が集うことが決定している。

興味深いのは、同イベントでは、R3による"ブロックチェーン導入に関連した未知の領域とビジネス上の課題"に関するコーチングも行われる予定であることだ。R3は今月、Coraのプラットフォームには"ブロックチェーンは必要ない"と発表して[Killer]ニュースになったばかりで、Twitter上で直接的なブロックチェーン企業であるという文面を削除し、[Killer]意図的なイメージ操作を行ったとして話題になっていた。