ブロックチェーンのEコマース市場、AI活用で簡単なオンラインショッピング実現

 ブロックチェーンを基盤にしたエリグマ社のEコマース・プラットフォームは、シンプルなオンラインショッピングを展開する計画だ。このプラットフォームは、リピーターに魅力ある報酬プログラムを提供するとともに、消費者が購入品を管理し、中古販売するタイミングを提案することで、家庭をビジネスの場と変えることを可能にする。

 情報通の消費者でも、お買い得な商品を探すのには苦労するものだが、エリグマ社は、AI(人工知能)を使ったシステムによって、完璧な商品を見つけるために費やす時間を節約することが可能になると考えている。また、オンラインストアが仮想通貨での支払いに未対応だとしても、仮想通貨による支払いができるようにし、より簡単に仮想通貨を使えるようにする計画だ。

 エリグマ社は4月中旬に、スロベニアの首都リュブリャナにあるヨーロッパ最大規模のショッピングセンター「BTCシティ」で、同技術のテストを開始する計画だ。

 

購買力の三本柱

 エリグマ社のプラットフォームを支える三本柱は、商品の発見、購入品の管理、そして、リピーターの優遇である。

 商品の発見に関しては、コストパフォーマンス、購入回数、送料といった要素に基づいてオンラインストアを評価する商品推奨エンジンを利用し、消費者は欲しいアイテムを提供するストアを見つけることができる。このエンジンを使用すれば、これまで検討対象にならなかったような選択肢が表示される。

 多言語チャット・ボットが、ユーザーのショッピングを案内する。買う商品が決まると、複数のオンラインストアのアイテムを単一のショッピングバスケットに集約する統一アカウントからの支払いが可能となる。この直感的なシステムにより、ユーザーは、ショップごとに新アカウントを登録する手間が省けるようになるという。

 第二の柱は購入品の管理で、消費者は家にあるすべての商品の概要を見られるようになる。このプラットフォームから、ユーザーは各アイテムの現在と将来の価値を把握することができる。中古品を売る時は、エリグマ社のシステムが、中古品販売店にリストを自動生成してアップロードし、さらにお勧めの代替品を提供してくれる。価値があるが使用されていない中古品が無駄になることがなくなる、とエリグマ社は強調する。

 最後の柱はリピーターの優遇である。エリグマ社が計画しているリピーター優遇プログラムでは、ユーザーは同プラットフォームで買い物するたびに、ELIと呼ばれるユーティリティー・トークンを獲得できる。このシステムが、連携を欠くためにあまり使われないリピーター優遇プログラムに終止符を打ち、ショップ側が革新的なロイヤリティ・プログラムを作成できるようになる見込みだ。ELIトークンは、買い物や、プラットフォームの機能を利用する時に使用することができる。


オフライン消費者にアプローチする

 ジェネレーションXや2000年代生まれの消費者の多くは、オンラインショッピングの愛好者だ。しかしエリグマ社は、すべての世代の消費者を呼び込み、実店舗からEコマースにシフトさせようとしている。同社は、オフラインの消費者がバーコードをスキャンして、エリグマで同じ商品がより安く売っているのを発見できるツールの開発を検討中だ。

 同社の技術は、BTCシティでのパイロット事業でまもなく使用される。BTCシティは、450店舗と70のレストランが入居し、年間2100万人が訪れる。パイロット事業では、消費者は法定通貨と仮想通貨の両方で商品の支払いが可能だ。エリグマ社は、BTCシティが世界初の仮想通貨ショッピングセンターになることを期待している。同社の技術とコンセプトは試験段階を通じて今後数か月のうちに、さらに改良される予定である。

 

一般先行販売が実施中

 エリグマの創設者でCEOのデジャン・ロルジック氏は「エリグマは創造的マインドと最新技術の強力な相乗効果を生み出している。弊社のチームと著名な顧問は先行販売の開始にとても期待している。エリグマが商業変革が開始できたのは、協力者と支援者のおかげに他ならならない」と述べている。

 エリグマの一般先行販売は3月20日~4月10日に行われ、その後4月17日~5月8日にはクラウド販売が予定されている。ELIトークンの交換レートは1トークン=0.10ドルで、同社の50億トークンの60%が売りに出される。エリグマ社のプラントフォームは、数週間後にドイツ、フランス、スイス、香港で行われるブロックチェーン・イノベーションイベントにお披露目される予定である。

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