◆ブラックロックCEOは仮想通貨が「合法」になったらETFを発行すると発言
◆仮想通貨は最終的に政府の支持が必要と述べた
◆一方ブロックチェーンに対しては「厚い信頼」を寄せている

世界最大の資産運用会社ブラックロックのラリー・フィンクCEOが1日、仮想通貨業界が「合法」になるまで仮想通貨のETF(上場投資信託)は発行しないという発言した。CNBCが1日に報じた。同じくウォール街の大手金融機関のフィデリティなどは参入を表明しているものの、ブラックロックはしばらく業界の成り行きを静観するようだ。

ニューヨークタイムズ主催のコンフェレンスでフィンク氏は、仮想通貨のETFについて次にように発言した。

「一生やらないということはない。合法になったら、イエスだ」

またフィンク氏は、ビットコインが謳う政府や既存の金融システムからの独立性が障害になるとみている。フィンンク氏は「最終的には政府に支持されなければならない」と指摘し、「脱税など他の問題が解決されない限り、政府が許可するとは思えない」と予想した。

ブロックチェーンは違う

「ブロックチェーンに対する我々の信頼は厚い」フィンク氏は、仮想通貨とブロックチェーンの間に線引きをした。住宅ローンの申請など「紙と労力が使われるところ」に最大の利用ケースがあるという考えを明かした。

仮想通貨を疑問視する一方、ブロックチェーンを賞賛するウォール街の住民は多い。先月31日のビットコイン10周年記念日にJPモルガンのダイモンCEOは、「ビットコインはどうでもいい」と発言する一方、「ブロックチェーンは本物だ」という考えを示した。

 

コインテレグラフのLINE@アカウントが誕生!
毎日のまとめニュースの他、注目動画コンテンツの配信を予定しております。
こちらからご登録お願いします!